副業を始めたいけど、「Webライターとブログどっちがおすすめ?」「Webライターとブログの違いって?」「どっちが稼げるんだろう?」など、どちらを始めるか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、3パターン(Webライターから始める場合、ブログから始める場合、両方始める場合)のメリット・デメリットを解説します。
この記事を読めば、あなたに合った始め方が見えてくるはずです!
ちなみに、結論としては、将来的にはWebライターとブログ、どちらもやることをおすすめします。なぜなら、Webライターとブログは共通するスキルが多いため、両方取り組むことで相乗効果が得られるからです。
Webライターとブログの違い、始め方なども解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
本記事の筆者
ブログやWEBライターで得たノウハウや知識を活かして、未経験でWEBマーケティング会社に転職。本業のSEOマーケターの知見を活かして、副業ブログを運営しています。
Webライターとブログの違い【比較表で解説】
まずは、Webライターとブログの違いを解説します。
下記の通り、Webライターとブログの違いを比較表にしました。
項目 | Webライター | ブログ |
仕事内容 | 記事のライティング | サイト運営全般 |
執筆記事 | クライアントから指示された記事 | 自分の好きな記事 |
収入源 | クライアントからの報酬 | 広告収入 |
収入条件 | 文字単価 | 成果報酬 |
収入の上限 | 30~50万 | なし |
資産性 | フロー収入 | ストック収入 |
収入化までの時間 | 短い(初月から可能) | 長い(半年~数年) |
即金性 | 高い | 低い |
必要なスキル | Webライティング SEO Webマーケティング | Webライティング SEO Webマーケティング 企画力 WordPress |
このように、どちらも文章を書く仕事ではありますが、Webライターとブログとでは、性質が大きく異なります。
最も大きな違いは収益に関することです。主な4項目について、違いを解説していきます。
①:収入源
Webライターの収入源は、仕事を発注した「クライアント」です。クライアントの指示通りに記事を納品すれば、契約している文字単価で報酬が支払われます。
一方、ブロガーの収入源は「広告主」です。記事に設置した広告リンクから、商品やサービスが購入されたときに、一定の報酬単価を受け取れます。
ブログは成果報酬型のビジネスです。記事をいくら書いたからといって、その分の報酬が得られるわけではありません。
②:資産性
Webライターは、働いた分だけ収入を得られる「フロー収入」です。執筆すれば執筆するほど報酬はもらえますが、逆に言うと、働かなければ稼げないので、資産性のない仕事です。
Webライターは稼働できる時間に限りがあるので、稼げる額にも限りがありますが、収入は安定します。
一方、ブログは、積み上げてきた記事が収益を生み続ける「ストック収入」です。記事が当たれば、稼げる額に限界はなく、資産性の高い仕事です。
ブログは月に数十万から、ジャンルによっては数百万円稼ぐことも可能です。
③:即金性
Webライターは執筆した分がすぐお金になるため、即金性の高さが魅力です。当月分の仕事は、基本的に翌月には報酬が支払われます。
始めてすぐの1〜2ヶ月は案件を獲得するのに苦労するものの、継続して受注さえできれば収入が入ります。
反対に、ブログは収益化まで時間がかかります。最低でも半年から1年ぐらいは無収入で続けていく覚悟が必要です。
そのため、モチベーションが保てず辞めてしまう人も多いのが現実です。
④:必要なスキル
Webライターの主な仕事内容はライティングです。基本的にはクライアントから依頼された記事を執筆するだけなので、Webライテイングと最低限のSEO知識さえあればできる仕事です。
対して、ブログはサイト運営です。Webライテイングだけでなく、SEO、Webマーケティングの深い知識が必須です。
記事企画からサイトのデータ分析、WordPressの入稿作業も含めて幅広いスキルが必要になります。
Webライターとブログどっちから始めるのがおすすめ?【3パターンを解説】
では、ここからは、Webライターとブログの取り組み方を3パターンで紹介します。
それぞれメリット、デメリット、向いている人を解説していきます。
①:ブログ→Webライターの順で始める
- ライテイングの練習ができる
- Webライターの仕事を獲得しやすい
- 記事を書く以外のこともできるので、単価を上げやすい
ブログ → Webライターの順番で取り組むメリットは、Webライターの仕事を獲得しやすくなり、単価を上げやすくなることです。
未経験でWebライターとして仕事を探す場合、文章力や実績が不足していることが不安になるかもしれません。
ですが、ブログから始めることで、十分な記事を書く練習になります。また、SEO、Webマーケティングなどの知識を身につけることができます。
これらのスキルは、Webライターとして仕事を獲得する上で、大きな強みになります。
私はこのパターンで始めましたが、ブログが評価され、Webライター未経験でも案件を受注できました!
ブログ記事はWebライターのポートフォリオに。ブログが評価されれば、高単価で仕事を受注できる可能性が高まります。
さらに、構成案やワードプレスの入稿など執筆以外の仕事を巻き取ることで、単価を上げることも可能です。
稼げるようになるまでに時間がかかる
一方、ブログから先に始めるデメリットは、稼げるようになるまで最低でも半年から1年はかかることです。
ブログを運営することで総合的なスキルは養えますが、無収入で続ける覚悟が必要です。
- 時間に余裕がある
- お金に困っていない
ブログ → Webライターが向いている人は、時間や収入に余裕があり、半年から1年程度、無収入でも取り組むことができ、さらに、コツコツと継続できる人と言えます。
いますぐお金を稼ぎたいという人には向いていません。時間がかかる覚悟で、経験やスキルを積み上げつつ、資産も積み上げたい、という人にはおすすめです。
②:Webライター→ブログの順で始める
- すぐに収入を得られる
- 安定して収入を得られる
- Webライターで得たスキルをブログに活かせる
Webライター → ブログのメリットは、副業を始めてすぐに収益を得られることです。
Webライターは、クライアントに依頼された記事を納品すれば、報酬がもらえるという仕組みです。そのため、早い段階で確実に収益を得ることが出来ます。
また、Webライターの仕事でブログに必要な文章力や構成力、SEOの知識が身に付きます。
そのため、ゼロからブログを始めるのではなく、土台の知識を身につけた上で取り組めるメリットもあります。
培った文章力と専門性があれば、ブログで収益化するまでの期間を短くできます。
- なかなか仕事を獲得できない
- 始めは文字単価の低い案件から実績を積まなければならない
Webライター → ブログのデメリットは、最初は低単価で仕事を請けなければならないことです。
未経験でWebライターから始めると、始めは実績がないので、なかなか仕事を受注することができません。そのため、案件が取れたとしても、文字単価0.5円〜0.8円くらいの低単価な案件で実績を積んでいくことになります。
始めの数か月は、まとまった収入を得ることができないので、挫折してしまうこともあります。
- 時間に余裕がない
- 働いた分だけ稼ぎたい
Webライター → ブログが向いている人は、すぐ収入が欲しい人です。
書けば稼げるWebライターから始めることで、確実に収入を得ることができます。
Webライティングのスキルを身につけながら、早く稼ぎたい方におすすめです。また、専門性がなく、得意分野も分からない人にもおすすめです。
やりたいブログジャンルをWEBライターで経験し、専門知識を得るという方法もあります。
例えば、NFTに関するメディアのWebライターをやり、NFTの勉強をすることで、後に自分のブログに活かすことができます。
③:ブログとWebライターを同時に始める
3つ目は、ブログとWebライターを同時に始めるパターンです。個人的にはあまりおすすめはしません。
ブログとWebライターのどちらも並行して伸ばせることです。
ブログとWebライターは必要なスキルが重なる部分が多いため、相乗効果を発揮できます。
また、両方やることによって、ブログとWebライターのどちらに向いているかを判断することができますよ。
続けるのが困難なことです。
最初のうちは、記事を書くのにも時間がかかる上に、ブログで学ぶべきこともたくさんあります。
2つ同時に始めると、どっちつかずになってしまい、挫折してしまう可能性が大きいです。
時間にかなりの余裕がある人です。
けれども、ほとんどの人が、少ない副業時間でブログやWebライターに取り組んでいると思います。
まずは1つのことに専念してみることが大事です!
【体験談】私はブログから始めてWebライターを経験
私は、自分の悩みを綴るためにブログを始めましたが、副業として稼ぎたいと思い、独学で勉強しながら約1年間運営しました。
しかし、初心者で稼ぐのは難しく、収入を得るためにWebライターに一時的に専念してみました。
ブログはポートフォリオとして、案件の受注に役立ち、培ったWebライティングとSEOの基礎知識のおかげで、未経験でも案件を獲得することができました。
稼げたことが、モチベーションアップにつながりましたね!
その後、ブログとWebライターの経験を活かして、未経験からWebマーケティング業界に転職し、現在はSEOマーケターとして働いています。
私の経験からも、ブログで挫折したり、モチベーションが下がったりした場合、Webライターを一時的にやってみるのも良いと思います。ブログに戻ることも、そのままWebライターに転身することも可能です。
ブログとWebライター、どちらから始めるかは正解がありません。途中で行き来するのも、全くありだと思います!
ブログとWebライターの経験を活かしてWebマーケターに転職した体験談は以下の記事で解説しています。
【将来】Webライターとブログをハイブリッドで兼業するのがおすすめ
ブログとWebライターを両方やってきた私の経験からも、将来的には兼業するのがおすすめです。両方やるといい理由を解説します。
①:Webライターとブログの相乗効果を利用する
Webライターとブログは共通しているスキルがあるため、両方取り組むことで相乗効果を発揮することができます。
Webライターで高められる能力は、Webライティングです。クライアントの編集者から添削を受けられるので、文章力や構成力などのスキルを身につけることができます。
Webライターで学んだことはそのままブログに活かせます。ライティング能力が高まれば、ブログのアクセス数が増え、収益を増やすことにつながります。
ブログで結果を残せるようになれば、自然とWebライターの報酬単価も高まります。ブログがポートフォリオとなりスキルを証明できるので、Webライターとしての市場価値が上がります。
さらに、ブログで身につけたノウハウを活かしつつ、執筆以外の業務も巻き取ることができれば、単価はさらに上がります。
このように、Webライターとブログの両方取り組むことで、スキルアップや収益アップにつながる好循環が生まれます。
②:ストック収入とフロー収入でバランスを取る
広告収入のブログはストック収入、クライアントワークのWebライターはフロー収入です。
この2つの収入源を組み合わせることで、収入のバランスを取ることができます。
ブログから収益が発生するようになれば、あなたが寝ている間でも収益を生み出してくれます。そして、空いた時間でWebライターに取り組むことができます。
収入の安定性を考えても、ブログだけだとGoogleの順位変動などによって収益が安定しませんが、Webライターもやることによって、安定した収入が保てます。
ブログで収益が入りつつ、Webライターとして稼働し収益を得るスタイルが現実的ですね。
Webライター7:ブログ3ぐらいの割合で兼業するのがおすすめです。
③:Webライターでブログの被リンクを獲得する
Webライターとブログを両方取り組む際に、ブログの被リンクを獲得する方法があります。
これは、Webライターとして企業サイトの記事を執筆する際に、自分のブログへのリンクを貼ってもらう交渉をするというものです。
ブログの上位表示にはドメインパワーが重要な要素となりますが、被リンクを獲得することで、ドメインパワーを高めることができます。
しかし、個人で被リンクを獲得するのは非常に困難です。そこで、Webライターの活動を有効に利用します。
ブログのジャンルで権威性のあるサイトから被リンクをもらうことが大事ですよ。
このように、Webライターとブログを両方取り組むことで、効率的にブログのドメインパワーを上げていくことが可能です。
Webライター・ブログの始め方【簡単ステップで解説】
ここからは、ブログとWebライターそれぞれの始め方を簡単ステップで紹介します。どちらも思い立ったその日から始められます!
Webライターの始め方
Webライターを始める手順は、以下の通りです。パソコンさえ持っていればすぐに始めることができます。
- Webライテイングの基礎を勉強する
- クラウドソーシングに登録
- プロフィールを充実させる
- タスク案件で練習する
- プロジェクト案件に応募する
- 記事を書いて納品する
クラウドソーシングは、代表的なクラウドワークスとランサーズの2つに登録すれば十分です。
Webライターの始め方は以下の記事を参考にしてみてください。私が月1万円稼ぐためにやった実際の手順を解説しています。
ブログの始め方
ブログの始め方は以下の通りです。思っているよりもシンプルで簡単です。
- ブログの内容(ジャンル)を決める
- ブログのタイトルとドメイン名を決める
- サーバーとドメインを契約してブログを開設
- ブログ(WordPress)のテーマを選ぶ
- ブログ(WordPress)の初期設定
- 記事を書く
エックスサーバーの公式サイトでクイックスタートを選択することで、最短10分でブログを開設できます。
WordPressブログの始め方は、以下の記事で詳しく画像付きで解説しています。
まとめ:Webライターとブログはどっちもやるのがおすすめ
今回は、Webライターとブログの違い、取り組み方を3つのパターンで紹介しました。
Webライターとブログの取り組み方
- ブログ→Webライターの順で始める
- Webライター→ブログの順で始める
- ブログとWebライターを同時に始める
Webライターとブロガーは、どちらもおすすめの仕事です。両方やることで相乗効果が発揮できるので、将来的には兼業することを視野に、どちらもやってみることがおすすめです。
まずはあなたに合ったパターンで取り組んでみてください!