頭の中がごちゃごちゃしているとき、ノートに書き出すだけで少し楽になった—そんな経験はありませんか?
ジャーナリングは、まさに「書くことで自分と向き合う」時間をつくる習慣です。
この記事では、ジャーナリングとノートに焦点を当て、私がモレスキンノートで続けて感じた効果や、ノートの選び方、書き方のコツを紹介します。
ジャーナリングとは?

ジャーナリングとは、自分の思いや考えをノートに自由に書き出す習慣のことです。
「書く瞑想」とも呼ばれ、頭に浮かんだことをそのまま書くだけでOK。
文章として整えようとせず、ネガティブな気持ちも素直に書き出します。
日記がその日の出来事を記録するのに対して、ジャーナリングは自分の心や思考にフォーカスして整理したり、新しい気づきを得たりすることが目的です。
毎日忙しくて頭がモヤモヤするときや、考えがまとまらないときに書くと、心がすっと軽くなったり、思いもよらないアイデアが浮かんだりすることもあります。
私が実感したジャーナリングの効果4つ

ジャーナリングを続けていると、小さな変化が少しずつ積み重なっていきます。
ここでは、私が実際に感じた4つの効果を紹介します。
①自分の気持ちを客観視できるようになる
頭の中だけで考えていると、気持ちがぐるぐるして整理できないことがありますよね?
そんなとき、ノートに書き出してみると、自分の気持ちを外から眺めるように見つめ直せます。
書くことで「私はこう感じていたんだ」と気づくことも多く、自然と冷静になれる感覚があります。
seiko書くと気持ちが見えてくる!
②書くことで頭の中が整理される
ジャーナリングは、自分と対話するような「壁打ち」に近い感覚です。
頭の中にある考えを文字にしていくうちに、自然と整理されていくのを感じます。
書いているうちに、「本当はこう思っていたのかも」と思考の芯が見えてくることがありますよ。
③不安やモヤモヤが軽くなる
心の中にある不安やモヤモヤをノートに書くと、それだけで少し楽になります。
書くことで気持ちを“いったんノートに預ける”ような感覚があり、頭の中のスペースが空くようなイメージです。
すぐに解決しなくても、「今はこんな気持ちなんだ」と書き出すだけで落ち着けることがあるんですよね!



ノートは心の避難所です…!
④新しいアイデアや考え方を発見できる
感情をそのまま書いているうちに、思いがけない発想やアイデアが浮かぶことがあります。
頭の中が整理されて、スペースができるからかもしれません。
「こうしてみたらいいかも」「この考え方もあるな」と、自然に新しい視点が生まれてきますよ!
私のジャーナリングノートの選び方


ノート選びは、ジャーナリングを楽しむうえで実はとても大切なポイントです。
使っていて気持ちが上がる、お気に入りの1冊を見つけると、書く時間そのものが特別になります。
一番大事なのは愛着が湧くノートを使う
ノートのサイズなどスペックはもちろん大事ですが、何よりも大切なのは“好き”と思えるノートを使うこと。
お気に入りのノートを開くだけで、自然とペンを走らせたくなるからですね。
デザインや質感、紙の手触りなど、「直感的に好き!」と思える一冊を選んでみてください。



「好き」で選ぶのがいちばん!
持ち運びもできるA5サイズが万能
ジャーナリング用には、A5サイズのノートがちょうどいいと思います。
紙面が広すぎず狭すぎず、思考をのびのび書けるうえに、バッグにもすっと入ります。
カフェで広げても邪魔にならず、どこでも自分の時間を作れるのが魅力。
「書く場所を選ばない」というのは、案外続けるコツです!
文章中心だから横罫線が書きやすい
方眼や無地もいいですが、文章を中心に書くなら横罫線がやっぱり便利です。
文字が整いやすく、あとで読み返したときにもスッと内容が入ってきます。
見た目が整うと、それだけで書くモチベーションも上がりますよね。



きれいに書けると気分も上がりますよ!
広く紙面を使える綴じノートがおすすめ
リングノートも便利ですが、ページをしっかり広げて使える綴じノートは、ジャーナリングにぴったりです。
左右のページをつなげて使えるので、思考や感情を大きく広げたいときに自由度があるからです。
ページがフラットになる感覚も心地よく、書く世界に没頭できますよ!
私のジャーナリングノートのおすすめはモレスキン


ジャーナリングを続けていくうちに、「自分にとって心地いいノート」がわかってきます。
私にとってそれが“モレスキン”でした。書くたびに心が整っていくような、特別な時間をくれるノートです。
書くたびに心が動くロマンのあるノート


モレスキンは、ゴッホやピカソといった偉人たちが愛用していたことでも知られています。
そんな背景を思い浮かべながら書いていると、ただ書くだけでなく“創作する”ような気持ちになるんですよね。
ストーリーのあるノートだからこそ、感情が自然と乗りやすく、ジャーナリングにぴったりだと思っています。



モレスキンは情緒的な時間をくれるノートです!
しっとりとした紙質が書く時間を心地よくする


モレスキンの用紙は、白でもクリームでもない、ほのかに温かみのあるアイボリー色。黒インクが映えて、静かな品を感じます。
そして何より、ペン先が少し紙に食い込むような“しっとりとした書き味”が心地よいんです。
この独特の感触が、書く時間をゆっくり味わう特別なものにしてくれます。
いろんなノートを試しても、結局モレスキンに戻ってしまう理由は、この紙の魅力にあると思います。
高いノートだからこそ使い込む喜びがある


モレスキンは1冊3,000円を超える、少し贅沢なノートです。
でも、だからこそ1ページ1ページを丁寧に使いたくなるし、使い込むほどに愛着が深まります。
ハードカバーの表紙は、手になじむようにやわらかく変化し、まるで革を育てていくような感覚に近いです。
そして、時間をかけて味わいが増した一冊一冊が、自分の人生の宝物になっていきます。



ジャーナリングのページが、まるでひとつの作品のようになります…!




私流モレスキンでのジャーナリングのやり方


ジャーナリングには決まったルールはなく、自分が心地よく続けられるスタイルを見つけることがいちばん大切です。
ここでは、私が日々モレスキンで実践しているジャーナリングのやり方を6つ紹介します。
①朝のすっきりした時間に書く


朝は、頭の中がクリアで、感情や思考がすっと紙に流れ出やすい時間です。
私はコーヒーを一杯いれて、静かな朝にノートを開くのが習慣になっています。
その時間は、まるで自分と小さく会話するような感覚です。
もちろん、人によっては夜の方が落ち着く場合もありますよね。



気持ちが落ち着く時間を見つけてみてください!
②気分が乗るお気に入りの場所で書く


気分が上がる場所で書くと、思考も自然と前向きになります。
私の場合は、近所のスターバックスのテーブル席がお気に入り。
心地よい照明やBGM、そしてコーヒーの香りが、ジャーナリングの時間を心地よくしてくれます。
家でも、好きな音楽を流したり、香りを楽しんだりして“自分が落ち着く空間”をつくるのがおすすめです。
③頭に浮かんだことをとにかく書き出す


うまく整理しようとせず、思いついたことをそのまま書いてみます。
ネガティブでもポジティブでも、まずは“出してみる”こと。



解決策を出そうとしなくてOKなんです。
書いているうちに、頭の中のモヤモヤがほどけて、自然と落ち着いていくのを感じます。
考えを整えるのはそのあとで大丈夫。最初は「吐き出すこと」だけに集中してみてくださいね。
④テーマを無理に決めない


「今日はこれについて書こう」と意気込むと、かえって手が止まりがちに。
テーマを決めずに、思考の流れにまかせて書いてみるほうが、意外な発見があるもの。
浮かんできた言葉を追いながら、自分の中を探るように書いていく。それがジャーナリングの醍醐味だと思います。
⑤書きたいときに書く


「毎日続けなきゃ」と思うと、それがプレッシャーになってしまうこともありますよね。
書きたいときに、書きたいだけ書く。それで十分なんです。
私も毎日ではなく、頭のモヤモヤを整理したいときや、お気に入りのカフェに出かけたときにジャーナリングをしています。
義務ではなく、楽しみとして続けることで、自然とノートを開く時間が増えていきますよ。
⑥書いた内容を読み返して気づきを得る


書いたノートをときどき読み返すと、当時の自分の考えや感情がよく見えてきます。
「あのとき、こんなことで悩んでいたんだな」と感じることもあれば、「今度はこうしてみようかな?」と新しいアイデアが浮かぶこともあります。
時間をおいて読むことで、自分の成長や変化に気づけるのが、ジャーナリングのもう一つの魅力です。



書くことは“今の自分”を残すこと!
ジャーナリングにおすすめの本3選
最後に、私自身が読んで“書くこと”に新たな発見があった、ジャーナリングの本を3冊紹介します。
創造性を高める、心を整える、手で書いて思考を深める—それぞれ違う角度から“書くこと”の魅力を教えてくれる本たちです。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい』
ポイント:自己発見・創造性の解放系
「自分の気持ちを整理したい」「本当の自分を見つけたい」人におすすめ
モーニングページ(朝の3ページ書く習慣)で自分の内側を見つめ、創造性を取り戻す方法を紹介したロングセラー。
世界中で支持されている“ジャーナリングの原点”とも言える一冊です。
『書く瞑想』
タイプ:マインドフルネス・感情整理系
「ストレスを整理したい」「心を落ち着けたい」人におすすめ
頭の中を「書く」ことでスッキリさせ、思考を客観視するノート術を紹介。
現実的で実践しやすく、スピリチュアルに寄りすぎないのが魅力です。
『手で書くことで知性を引き出す』
ポイント:思考整理・自己理解系
「頭の中を整理したい」「書くことで気持ちや考えを深めたい」人におすすめ
手で書くことで思考を整理し、自分と向き合う新しい習慣としてのジャーナリングの効果を解説。
具体的なワークや実践例を通して、日常生活に取り入れやすい方法も紹介されています。
まとめ:大好きなノートで自分と向き合う時間を楽しもう!
ジャーナリングは、誰にでもできる“自分との対話”です。
難しく考えず、思い浮かんだことをそのままノートに残してみてください。
私は大好きなモレスキンノートと一緒に、何度も気持ちを整理してきました。今では本当に、かけがえのない相棒です。
あなたもお気に入りのノートでジャーナリングを始めて、心がほっとする、自分だけの時間をゆったり味わってみてくださいね!





