手帳や文具が好き、そして日常を丁寧に記録したいあなたに、ぜひおすすめしたいのが、ハヤテノコウジさん著作の書籍『スケッチジャーナル』で紹介されている、新しい趣味のスタイルです。
日々の何気ない瞬間を、あなただけの特別なアートに変えるスケッチジャーナルの世界へ、一緒に足を踏み入れてみませんか?
この記事ではスケッチジャーナルの始め方から必要な画材までを解説。筆者愛用のモレスキンを使って、私のスケッチジャーナルの実例も紹介しているので、ぜひ、参考にしてくださいね!
スケッチジャーナルとは?

まずは、そもそも「スケッチジャーナル」とは何か?、またその魅力について紹介します。
スケッチジャーナルの意味
スケッチジャーナルとは、文字だけでなく、絵やイラスト、写真、チケットの半券などを自由に組み合わせて、日々の出来事や感じたことを記録していく日記のことです。
単なる日記やメモとは異なり、視覚的な要素を重視することで、その時の感情や情景が鮮やかに蘇ります。
ハヤテノコウジさんの『スケッチジャーナル』では、このスケッチジャーナルの魅力や、誰でも気軽に始められる方法が丁寧に解説されています。
絵心がないから…とためらっている方も大丈夫。大切なのは、上手な絵を描くことではなく、その瞬間の気持ちや記憶を自分らしく表現することなんです。
ハヤテノコウジさんのInstagramでも、最新のスケッチジャーナルの作品が紹介されています。ぜひ、チェックリスしてみてください!
スケッチジャーナルの魅力
私がスケッチジャーナルをしてみて感じた魅力は以下の通りです!
- 記録が楽しくなる: 文字だけでは伝わりにくい雰囲気や感情を、視覚的に記録できる
- 創造性が刺激される: 何を描こうか、どうレイアウトしようかと考えることで、創造性が豊かになる
- 思い出がより鮮明に: 後から見返した時に、その時の情景や感情が鮮やかに蘇る
- 自分だけの特別な一冊: あなただけのオリジナルな記録が生まれる
- 場所を選ばない: ペンとノートがあれば、いつでもどこでも気軽に始められる
スケッチジャーナルの始め方5ステップ

スケッチジャーナルを始めるのは、意外と簡単です。ハヤテノコウジさんの書籍でも紹介されている基本的なステップを見ていきましょう!
ステップ1:ノートを選ぶ
まずは、あなたの相棒となるノートを選びましょう。サイズや紙質、綴じ方など、様々な種類があります。
最初は、持ち運びやすく描きやすいA5サイズ程度のノートがおすすめですよ。
紙質は、あなたが主に使う筆記具に合わせて選ぶと良いでしょう。
ノートもスケッチジャーナルを続ける大事な要素。持ちたくなる、描きたくなるような、お気に入りのノートを選んでみてくださいね!
ステップ2:描くテーマを決める
テーマと言っても難しく考える必要はありません。
その日あったこと、見たもの、感じたことなど、心惹かれるものを自由に選んでみてください!
カフェで飲んだコーヒーの味、道端で見つけたかわいらしい花、気になるお店の個性的な看板…どんな小さなことでも構いません。

最初は身の回りの簡単なものから始めると、気負わずに取り組めますよ。
ステップ3:描いてみる
鉛筆、ボールペン、色鉛筆、水彩など、好きな画材を使って描いてみましょう。
最初は完璧な描写を目指す必要はなく、見たままをざっくりと捉えることからでOKです。
線が歪んだり、色がはみ出したりしても、意外とそれが味になります。自由に描くことを楽しんでください!
ステップ4:言葉を添える
絵に加えて、その時の気持ちや状況を言葉で書き添えましょう。
短い単語や印象的なフレーズでも、後から見返した時の大切な情報になります。
絵だけでは伝えきれない、感じたことを加えることで、記録がより豊かなものになります。



時間がないときは、日付や時間、場所、天気だけでもOKです!
ステップ5:必要に応じて装飾を加える
マスキングテープやシール、切手などを貼って、ページを彩るのも素敵ですよ。
デコレーションすると、その日あったことがリアルに蘇ります。
旅の思い出のチケットやパンフレット、お店のショップカードなどを貼るのもよいアイデアです。
ページをより個性的にし、スクラップブッキングのような楽しさも加わります。
スケッチジャーナルを続ける5つのコツ


スケッチジャーナルを長く続けるための秘訣は、「楽しむこと」です。
ハヤテノコウジさんの書籍を読んでわかった、スケッチジャーナルを楽しむためのヒントをいくつかご紹介します。
①完璧主義を手放す
「うまく描けなかった…」とこだわりすぎないことです。
大切なのは、描くこと自体を楽しむことです。



失敗も味として受け止め、次のページへの糧とすると、またそれも思い出になります。
完璧でなスケッチジャーナルを目指すのではなく、その瞬間の気持ちや記録を残すことを意識すると、続けやすくなりますよ!
②短い時間でもOK
毎日必ず描かなければならないと、構えなくてOKです。
お子さんと一緒に絵を書きながら、カフェをしながら10分や15分でも良いので、時間がある時に気軽に書いてみてください。
たとえ小さなスケッチや簡単なメモだけでも、続けることで習慣になります。
無理のないペースで、続けることを目標にしてみてくださいね!
③色々な画材を試してみる
水彩、ペン、パステルなど、色々な画材を試してみることで、表現の幅が広がり、新たな発見があるかもしれません。
それぞれの画材には独特の質感や表現力があり、描く対象や気分によって使い分けるのも楽しいものです。
色々な画材に触れることで、自分にとって一番心地よい画材を見つけることができるでしょう。
④他の人の作品からインスピレーションを得る
ハヤテノコウジさんの書籍や、SNSなどで他の人のスケッチジャーナルを見てみるのも良い刺激になります。
様々な表現方法やレイアウトを見ることで、自分のスケッチジャーナルに取り入れたいアイデアが浮かんできますよ!



初心者の私も、よくハヤテノコウジさんの作品から、レイアウトや画風のヒントを得ています!
⑤テーマを決めてみる
もし何を描けば良いか迷ったら、「今日のランチ」「通勤途中の風景」「好きなもの」など、テーマを決めて描いてみるのもおすすめです。
テーマがあることで、何を描こうか悩む時間が減ると同時に、継続することができます。
また、同じテーマで描き続けることで、表現のバリエーションが広がったり、新たな発見があったりするでしょう。
モレスキンでスケッチジャーナルをやってみた!
実際にスケッチジャーナルを楽しんでいる人は、どんな風にノートを使っているのでしょうか?
ここでは、ハヤテノコウジさんもおすすめする、定番のノートブランド「モレスキン」を使ってスケッチジャーナルをしてみた私の例を紹介します!
日帰り散歩や旅行のスケッチ
皇居外苑のスケッチ


皇居外苑のお堀の風景と、立ち寄った「スターバックス皇居外苑和田噴水公園店」の店内の照明を描きました。
お堀の石垣は細密で骨が折れましたが、その分、完成した時の喜びは大きかったです。
秋に訪れたため、秋らしい模様のマスキングテープでさりげなく彩りました。
隅田川と蔵前散歩のスケッチ


隅田川沿いを散歩しながら眺めた景色や、途中で味わったランチの記録です。
工夫したのは、大小異なる丸角の四角い枠を配置し、その中にスケッチを収めたレイアウトです。
文章を添えることで、まるで写真のような一場面を切り取ったような仕上がりになりました!
ランチのスケッチ
立川「ロジウラサムライカレー」


時々訪れるお気に入りの店、「ロジウラサムライカレー」の名物スープカレーを描きました。
彩り豊かで、野菜と肉がたっぷりと入っている様子を表現してみることに。
記念に、お店でもらったショップカードを貼り付けて飾りました。
バーガーキングの記録


バーガーキングでアボカドワッパーJrのハンバーガーセットを食べたときの記録です。
トレーに敷かれていたペーパーのデザインがおしゃれだったので、そのまま貼り、文章を添えています。
スケッチせずに、スクラップするだけのページがあってもOKだと思います!
身近にあるものをスケッチ
北欧デザインのガラス瓶


蔵前の北欧ヴィンテージ雑貨店で見かけた青い瓶が印象的だったので、描いてみました。
色鉛筆でガラスの透明感を表現するのが、とても面白かったです。
イラストの周りは、ハヤテノコウジさんの作風を参考に、消しゴムで自作した丸スタンプで装飾しています。
近所で採れたキウイフルーツ


地元の農家自慢のキウイフルーツを味わった時のスケッチです。
その鮮やかな緑色に惹かれて描きました。キウイフルーツの瑞々しさを表現するのは難しかったですが、挑戦しがいがありました…!
普段何気なく目にしているものでも、スケッチすることでより深く印象に残ります。
好きなものや憧れの場所をスケッチ
鎌倉のヨットのある海の風景


インスタグラムで見かけた鎌倉・材木座海岸のヨットと、きらめく海面が印象的だったので、写真を見ながらスケッチしました。
夏の午後のノスタルジックな瞬間を色鉛筆で表現してみました。
インスタグラムなどの写真を見て、いつか行ってみたい場所をスケッチするのも良いですね!
北欧デザイン


北欧のデザイン集からインスピレーションを得て描きました。
北欧ブルーの色合いを際立たせたかったので、4コマのイラストと短い一文のみで構成。シンプルながらも印象的な作品になりました!
好きなデザインをスケッチしてみるのも、アイデアの1つですね。
私のスケッチジャーナルを紹介しましたが、ハヤテノコウジさんの書籍には、さらに多様なスケッチジャーナルの実例が紹介されています。ぜひ参考にしてみてください!
スケッチジャーナルにそろえたい!おすすめのノート・画材10選まとめ
さあ、あなたもスケッチジャーナルを始めてみませんか?ここでは、初心者の方にもおすすめのノートと画材を10個厳選して紹介します。
ハヤテノコウジさんの書籍でも紹介されているアイテムなので、ぜひ参考にしてみてください!
①モレスキン クラシック ノートブック
丈夫な表紙とゴムバンドが特徴で、持ち運びにも安心です。描いたスケッチや記録をしっかりと守ってくれるのがおすすめポイント。
持ち歩きを重視するならポケットサイズ、紙面をたっぷり使いたいならラージサイズを選ぶとよいです。
日々の記録を時系列につけたい方は、1日1ページのデイリーダイアリーも雰囲気が出るのでおすすめですよ。


②モレスキン アートコレクション 水彩画用ノートブック
厚手の水彩紙を採用しているので、水を含んだ表現も安心して楽しめます。
にじみや裏抜けがしにくいため、水彩絵具をメインに使いたい方に最適です。
旅先での風景スケッチなど、色彩豊かなスケッチを残したい場合に重宝します。
③デルフォニックス ロルバーンL
リング式でページがフラットに開きやすく、ストレスなく描けるのが魅力です。豊富なカラーバリエーションと、裏移りしにくい紙質もポイント。



リングノートは立っても書きやすいので、旅先でも重宝します!
私はロルバーンをスケッチジャーナルのネタ帳や下書きに使っています。メインのノート以外に、手頃な価格の2軍ノートを持っておくと便利です。
④三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1
なめらかな書き心地と、くっきりとした発色が魅力のゲルインクボールペンです。
細い線も描きやすく、スケッチの輪郭線や文字の書き込みに最適。
速乾性にも優れているため、描いた線が擦れて汚れる心配も少ないです。
⑤プラチナ プレスマン シャープペンシル
軽い筆圧でも濃く書ける0.9mmのシャープペン。耐久性も高く、普段使いにも最適。
折れにくい太芯なので、力を入れて描きたい時や、ラフなスケッチを描くのに適しています。



まるで鉛筆のような書き心地が楽しめます!
⑥トンボ 鉛筆 ミニ色鉛筆12色
通常の12色セットの約半分くらいの大きさの、コンパクトサイズです。
基本的な色が揃っているので、風景や食べ物など、様々なスケッチの色塗りに対応できます。



持ち出ししやすく、外出先でのスケッチにもぴったりです!
⑦ぺんてる マルチ8
8種類の色芯を内蔵した、ホルダータイプのシャープペンシルです。
色鉛筆、ボールペン、シャープペンシルなど、多様な芯をセットできるため、これ一本で幅広い用途に対応できるのが特徴。
かさばらずに多くの色や描画機能を持ち歩きたい方にとって、とても便利なアイテムです!
⑧ラミー サファリ万年筆
万年筆で描くことで、手描きの温かみや個性が際立ち、スケッチジャーナルをより味わい深いものにしてくれます。
なかでもラミーサファリは、持ちやすいグリップとデザイン性のあるボディが特徴の万年筆です。
1万円以下で買える万年筆としておすすめの1本で、書き心地も滑らかで、長く愛用できる一本です。



モレスキンとの相性もよく、インクの裏写りがありません!
⑨スタビロ 水性ペン68 20色
かわいらしい6角形のボディがおしゃれなドイツの筆記具メーカー・スタビロ。
鮮やかな発色と豊富なカラーバリエーションが魅力の水性ペンです。
色の濃淡をつけやすく、表現の幅が広がります。
広いところを塗るには中字のスタビロ水性ペン68、細かい線や文字、色塗りをするには、細字のスタビロ水性ペン88がおすすめです。
⑩リヒトラブ スマートフィット ペンケース
ペンだけでなく、マスキングテープやテープのりなどをまとめて収納できる多機能ペンケースです。
必要な画材をコンパクトに持ち運べるため、出先でのスケッチジャーナルにも最適。
開いたときに、見開きで画材が並んで見えるため、すぐにサッと取り出せるのが特徴です。
まとめ:スケッチジャーナルで日常を創造性豊かに!
ハヤテノコウジさん著作の『スケッチジャーナル』は、日常をより豊かに、そして創造的に生きるためのヒントを与えてくれます。
絵の上手い、下手は関係ありません。大切なのは、あなたの世界観を自由に表現することです。
今日からスケッチジャーナルを始めて、何気ない毎日の中に隠された美しさや面白さを発見してみませんか?きっと、これまでとは違う新しい世界が広がりますよ。
ペンとノートを手に取って、あなただけの物語を紡ぎ出しましょう!